【愛知県美浜町】誓海寺
どーも。長期連休に入ると水を得た魚のように息を吹き返すうめぢるです。普段の平日は死んだ魚のような目をして死んだふりをしておりますが。みんなそうだよね!GW万歳!!…なのですが、緊急事態宣言やらマンボウやらで結局今年のGWも遠出は出来ず県外には出れず…。一体いつ平穏な日々が戻るのだろうか。そんなわけでコロナ終息を願い知多お遍路の札所をピンポイントで回って来ました。というのは建前で、どうしても以前から気になっていたある人物の製作した観音様をひと目見てみたくて。
ある人物というのは平山岩松さん(故人)。調べても情報が少なくてはっきりしたことは分からないのだが、平山さんは元左官屋で、退職後に故郷の知多で仏像を造り始めたとか。その作品がどういう経緯かは不明だが色んなお寺に奉納され、今日もお遍路さんや地元の方たちから親しまれて?いるようだ。
さて、本題に戻るがここ誓海寺は知多四国霊場27番、さらに南知多33観音霊場というものもあり、その第5番にも属しているようだ。開創は1555年と、歴史ある寺院で良縁に御利益のある愛染明王を祀っている。海から少し内陸に入ったのどかな場所にあるが、入口は狭いので注意。駐車場は小さいが完備されている。
山門は大きく立派なものだ
その山門のすぐ横に2体の観音様が建っているのだが、まずは、
聖観音。うーんこの。ゆるい。ゆるすぎる。遠くから見たら立派で凛々しいものだと思ってしまうが表情が見えるまで近付くと脱力してしまう。なんちゅう顔しとんねん
そのすぐ隣に問題の『奴』がいる
草生える
腕生える
自由に生える
にょきにょき生える
どうなってん
きもい
おいらの知ってる千手観音じゃない
『千手観音らしき何か』
と表現したい。
二人は一緒
いつでも一緒
可愛いお地蔵さま
山の傾斜に建つ立派な本堂
お遍路さんお馴染みの一休さん的なやつ
愛染明王が祀られている
このお寺は、あのあれがインパクトでかすぎるからついつい忘れがちなのだが、実は御朱印がこれまた凄い。
通常の御朱印以外にも特別な御朱印があって、CHANさんという方が描いたイラスト入りの御朱印が1000円でゲット出来る。これまた御朱印のお堅いイメージを覆すようなキュートでポップなもので、ついつい欲しくなってしまう。
山門の裏側にでっかい鐘が付いている
まぁいい意味でも悪い意味でも興味深いお寺と言える誓海寺。千手観音は生きとし生けるものすべてを漏らさず救う、大いなる慈悲を表現する菩薩です。千の手と手のひらの千の眼によって悩み苦しむ衆生を見つけては手を差し伸べる広大無限な功徳と慈悲から「大悲観音」、または観音の王を意味する「蓮華王」とも称されます。阿修羅や金剛力士などが属する二十八部衆を配下とします。なのだ。そんな有り難い観音様も、ここにあるのはもはやゆるキャラだ。後から空いてるスペースに付けれるだけくっつけました感、平山作品特有のとろんとした力の抜けるような表情。素晴らしい。大好きだ。
気になった方は是非可愛い御朱印ゲットついでにこの可愛い観音様も見に行って欲しいよ★