【愛知県犬山市】愛万博寺
いやー、ほんと犬山は観光地の宝庫ですなぁ。明治村でしょ?リトルワールドでしょ?モンキーパークでしょ?お菓子の城でしょ?国宝の犬山城もあるしその城下町も楽しいしキャンプ場もあるし自然豊かな場所だし。カオスな都市伝説のある心霊スポット入鹿池もあるでしょ?愛知屈指のカオス空間パブレスト百万ドルがあって寺院系だと成田山、桃太郎神社に大縣神社、愛万博寺…
愛万博寺?
何それ?途中からしれっと珍スポットに変わってたのはさておき、愛万博寺?
てなわけで前から気になってたこの場所に潜入してみた。
外観だ。パッと見、由緒なさそうな?お寺というより民家を改修したような
いや、とりあえず、
看板がうるさい!!!!!
主張激しいなおい!
必死か!
逆に近寄りにくいわ!!
というのが率直な感想でした。いや、この派手さと手作り感がカオスな雰囲気を出しておりますぞ。これはかなり香ばしいですぞ。
もいちど外観
なぜそれにお地蔵さんを封じ込めた
でかいでしょ?中も見せちゃうよ!
なにこれしゃちほこ?
いや賽銭箱の横でその表情下衆い!
いやみんななんか表情が下衆い!
溝口孫市屋敷?
円空さんどこにでもいるな
なんか所々文章がおかしいぞ?
幸福と富が授かる石らしいが、何でこうも胡散臭いんだろう
牛岩の水はここで汲める。平日朝にも関わらず、ポリタンク持った人達がたくさん水を汲みに来ていてびっくり
唯一可愛らしい石仏
ここは、2005年に開かれた「愛知万博」に大きく関係している。万博終了後、各国の出し物、展示物等の一部が売り出されたりしていた。その中のインド館に展示してあった涅槃像を買い取ってご本尊にしたそうな。残念ながら建物の内部は撮影禁止のため写真はないが、内部には潜入させてもらった。確かに万博に出されていたらしい仏像達が所狭しと置いてあった。内部はさらにごちゃごちゃしていたが、色んな意味でよく分からないのですぐ出てきた。写真取れないしね。
水汲み場として地元の人に愛されているのは分かったが、あくまでもそれは湧水目当てであり建造物には誰も目もくれていなかった。見慣れてるからか?だと思いたい。アピールに必死な看板に圧倒される手作り感の強いお寺(そもそもほんとにお寺なのかも怪しいが)だったが、個人的にはこういう場所は好きだ。作り手の情熱がダイレクトにハートに突き刺さるから。不器用でもいいじゃない。やりすぎたっていいじゃない。それが珍スポマニアを惹き付けてやまないのだから。ところでここってほんとにお寺
珍スポ度★★★☆☆
看板に情熱注ぎ度★★★★★
有り難いなぁ度☆☆☆☆☆
胡散臭い度★★★★★
【愛知県犬山市】犬山成田山
犬山市にある成田山は千葉県成田市の大本山成田山新勝寺の別院で、信徒がわざわざ千葉まで参拝に行くのは大変だろうと昭和28年に建立されたもの。本尊は不動明王。
小高い山の傾斜を生かした造りで、敷地も広くとにかく階段がキツい。
最初に断っておくと、ここは珍スポットではない。ここに来た理由は参拝ではなく、あるコンクリート像を見に来たのだ。これでもうお分かりだろう。そう、浅野祥雲先生の作品がここにもあるという情報を嗅ぎ付けたからだ。つまりそれだけ見に来た。
いた。いやがった。
ここからズームで1体ずつ一気にご覧いただこう。
うんうん、浅野センセイの作品ですね。この表情、間違いない。実家のような安心感がある。
五大明王・八大童子らしい。計算合わないが
くっそ長い階段だが、一番下の駐車場から上がってくるともっと長い。健脚な若者でなければキツいので、山の中腹、頂上にもそれぞれ駐車場があるのが有り難い。
照地房?
聖蘭堂?
手水舎
鯉もうようよいるよ
凶悪そうなぬこちゃんがいた。首輪が付いてるので飼い猫?お寺で飼ってるのだろうか?
といった感じで、ここには所謂『変なモノ』はどこにもない。真言密教の正統派な寺院だ。交通安全に御利益があるとして地元では有名だ。だがまぁ浅野センセイの作品があるだけでファンや珍スポハンターまで呼び寄せてしまうわけだが。
三十六童子もどこかにあるらしいが、探してる途中で大雨に見舞われ探しきれなかったので次回のお楽しみとしたい。
珍スポ度☆☆☆☆☆
階段ドS度★★★★★
【愛知県南知多町】神護寺
近年膝痛に悩まされている筆者は、無謀にも知多半島を代表する珍スポット『貝殻公園』に向かっていた。ここにたどり着くにはそれなりの山登りを強いられるという。持ってくれマイ左膝よ…って何!?何今の!?ちょちょちょっと戻る!え?あーーー!!
渡りに船とはよく言ったものだ
膝の神様が祀られているらしい
中途半端なペイントに思えるが何か意味があるのだろう
テレビ観てる時のオレがいた
分かりにくいが左右ににょきにょき手?千手観音の地蔵版?
って、ここにもいるんかーい!!
普賢さんに呼ばれたのか平山さんに呼ばれたのか
魚霊観音というらしい
やった!あたいやったよ!ついに見つけたよ!
除夜の鐘としても鳴らされるのだろうか
DRAGONて書いてある…
文字がぼやけて読めない…
横から見ても隠しきれない平山感…
普賢菩薩は辰・巳年の守り本尊でもあり、あらゆるご利益があるそうで、有名な御利益は幸福を増やす増益と、寿命を延ばす延命だそうだ。理知と慈悲の徳で、長寿を願う者を、永遠に幸福な人生へ導いてくれるそうだ。
昔は医療が発達していなかったため、病気や悩みは全て邪気によるものだと考えられていて、普賢菩薩には眷属という10人の部下がおり、この眷属が邪気を退けるとされている。
普賢さんはピンポーンすみませーんお参りしたいんですがーはーい今行きまーすどーぞーてな感じで、お堂の中に鎮座している。賽銭、お線香をあげてお参りして、御守さんを授かって帰ってきた。この時ばかりは真ッ剣に!お願いしてきた。膝が悪い方々がお参りするだけあって、正座ではなく椅子が設置されていた。うれしい気配りですね。マジ参りしたのでここの写真はない。茶化してはいけない。茶化していいのは平山作品
そんなこんなで偶然見つけたお寺でピンズドなお参りが出来たししかもまたもや平山作品に出会えてしまった。80歳て書いてあったけど、えらい高齢でこの素晴らしき作品をつくり上げたのだなぁ。感心すると同時にゆるくてほっこりする親しみやすさを感じる芸風に魅了されるばかりだ。まだこの辺にきっとありそうだな平山作品。そう思いながら貝殻公園のことを忘れて帰路につくのであった・・・
珍スポ度★★☆☆☆
平山度★★★★★
人いない度★★★★★
御利益 ?????
【愛知県美浜町】永寿寺
誓海寺から南へ3㎞ほど離れた場所にこの永寿寺がある。知多四国霊場28番札所なのでお遍路するなら誓海寺の次に巡拝することになる。
ご本尊は阿弥陀如来。創建1624年とここも歴史ある寺院だ。ここに来た理由は言うまでもなく平山作品だ。
小ぢんまりとしたお寺という印象
本堂だ。実はこことは別に弘法堂という建物があったのだが、火事により全焼してしまったとか。不自然な空き地があったがそこが弘法堂だったのだろうか。そういう歴史的建造物が焼失してしまうのは何とも悲しいことだ。
大正時代の写真が飾られていた
何かを封印したかのような井戸
手水舎
お地蔵さんは道祖神として信仰される傍ら、「子供を守る神様」としても信仰されてきたことから、「自分の子供が健やかに育つように」という願いを込めてよだれかけを奉納するようになったらしい。お地蔵さんのファッションはどれもよく見ると色々個性が出てて面白いし、大切にされているのが分かる。
おん あみりた ていせいから うん
極楽往生、現世安穏の御利益がある真言
これを見に来た
サボテンみたいな植物が存在感を放つ
やっぱゆるい
クセになりそうだ平山作品
ひび割れ?が目立ち劣化が進んでいるもののやはり表情がたまらん。冷蔵庫のプリンこっそり食っちまっても「あぁそうなの~?また買ってくるからいいよぉ~」とか言ってくれそうだ。誓海寺の平山観音に比べたら大人しめだが、やはり脱力感がすごい。南知多へ観光に来たらついでにここも参拝してみるのをお勧めしとくよ!
珍スポ度★★☆☆☆
ゆるゆる度★★★★★
デートお奨め度☆☆☆☆☆
有り難いなぁ~度 不明
【愛知県美浜町】誓海寺
どーも。長期連休に入ると水を得た魚のように息を吹き返すうめぢるです。普段の平日は死んだ魚のような目をして死んだふりをしておりますが。みんなそうだよね!GW万歳!!…なのですが、緊急事態宣言やらマンボウやらで結局今年のGWも遠出は出来ず県外には出れず…。一体いつ平穏な日々が戻るのだろうか。そんなわけでコロナ終息を願い知多お遍路の札所をピンポイントで回って来ました。というのは建前で、どうしても以前から気になっていたある人物の製作した観音様をひと目見てみたくて。
ある人物というのは平山岩松さん(故人)。調べても情報が少なくてはっきりしたことは分からないのだが、平山さんは元左官屋で、退職後に故郷の知多で仏像を造り始めたとか。その作品がどういう経緯かは不明だが色んなお寺に奉納され、今日もお遍路さんや地元の方たちから親しまれて?いるようだ。
さて、本題に戻るがここ誓海寺は知多四国霊場27番、さらに南知多33観音霊場というものもあり、その第5番にも属しているようだ。開創は1555年と、歴史ある寺院で良縁に御利益のある愛染明王を祀っている。海から少し内陸に入ったのどかな場所にあるが、入口は狭いので注意。駐車場は小さいが完備されている。
山門は大きく立派なものだ
その山門のすぐ横に2体の観音様が建っているのだが、まずは、
聖観音。うーんこの。ゆるい。ゆるすぎる。遠くから見たら立派で凛々しいものだと思ってしまうが表情が見えるまで近付くと脱力してしまう。なんちゅう顔しとんねん
そのすぐ隣に問題の『奴』がいる
草生える
腕生える
自由に生える
にょきにょき生える
どうなってん
きもい
おいらの知ってる千手観音じゃない
『千手観音らしき何か』
と表現したい。
二人は一緒
いつでも一緒
可愛いお地蔵さま
山の傾斜に建つ立派な本堂
お遍路さんお馴染みの一休さん的なやつ
愛染明王が祀られている
このお寺は、あのあれがインパクトでかすぎるからついつい忘れがちなのだが、実は御朱印がこれまた凄い。
通常の御朱印以外にも特別な御朱印があって、CHANさんという方が描いたイラスト入りの御朱印が1000円でゲット出来る。これまた御朱印のお堅いイメージを覆すようなキュートでポップなもので、ついつい欲しくなってしまう。
山門の裏側にでっかい鐘が付いている
まぁいい意味でも悪い意味でも興味深いお寺と言える誓海寺。千手観音は生きとし生けるものすべてを漏らさず救う、大いなる慈悲を表現する菩薩です。千の手と手のひらの千の眼によって悩み苦しむ衆生を見つけては手を差し伸べる広大無限な功徳と慈悲から「大悲観音」、または観音の王を意味する「蓮華王」とも称されます。阿修羅や金剛力士などが属する二十八部衆を配下とします。なのだ。そんな有り難い観音様も、ここにあるのはもはやゆるキャラだ。後から空いてるスペースに付けれるだけくっつけました感、平山作品特有のとろんとした力の抜けるような表情。素晴らしい。大好きだ。
気になった方は是非可愛い御朱印ゲットついでにこの可愛い観音様も見に行って欲しいよ★
【京都市伏見区】伏見稲荷大社
伏見区にある京都の超メジャースポット「伏見稲荷大社」。いつ行っても人がごった返している人気の神社だが、昼と夜ではまるで雰囲気が異なる。夜は真っ暗で何も見えず心霊スポット状態だが、新年の数日間はライトアップされていて幻想的な夜の光景が楽しめる。昼に比べて人もいないしね。
ちなみにここは、全国に約3万社あると言われる稲荷神社の総本宮だ。五穀豊穣を意味する、稲が成るという言葉から、→稲成る→稲成り→稲荷。これが由来らしい。他にも近年では商売繁昌、家内安全、芸能上達の神社としても知られている。が、やはりここは『千本鳥居』があまりにも有名。神社の裏手の山を登っていく約4キロに渡る坂道には、真っ赤な鳥居がずらずらとトンネルの様に山頂まで続いている。千本鳥居といいつつも実際には一万本もあるらしい。鮮やかな朱色が映えるその様は圧巻だが、歩ききるのもやはり大変だ。途中で引き返せるポイントもあるので山頂まで行かなくても大丈夫。ちなみに筆者はしこたま京都の写真を撮りに撮りまくって予備バッテリー使いきった挙げ句、最後にここに来たため途中でバッテリー切れのゲームオーバー。無念のリタイアとなってしまった…
夜の神社なんてね、普通の人は初詣か丑の刻参りくらいでしか行くことはないだろう。
誰もいないと夜の神社なんてのは怖いものだが、人がいると怖くない。まばらにいるくらいがちょうどいい。赤い社殿のライトアップは幻想的で、まるで異空間にいる気分だ。
最初はでっかい鳥居をくぐっていく
まだここは開放感がある
灯りがオシャレだ
まさに異空間へと続く回廊のようだ
分れ道。上りは右、下りは左の一方通行みたい
何が潜んでいるか分かりゃしない
鳥居の密度高過ぎ!
艶がなんかエロい
こんな感じで延々と続いている
ここで痛恨のバッテリー切れ。写真が目的で行くと、カメラが使えなくなってしまうともうそこにいる意味さえ失ってしまう。初詣してそそくさと退散した。
ちなみにここの鳥居に書かれている個人名や会社名は「鳥居奉納」という形で受け付けている。初穂料は場所や鳥居の大きさによって異なるが、安くても20万円以上、でっかいのだと160万円以上するようだ。これを高いと思うか安いと思うか、お金の問題じゃないと思うか、それは人それぞれだろう。
ここに来たからには絶対歩いて欲しい千本鳥居。まぁほとんどの人はここ目当てだろうけど。インスタ映えしまくるもんな。とにかく圧巻のひと言。空いている&ライトアップで幻想的、これを狙うならお正月の夜がお薦めだ。
パワスポ度★★★☆☆
異空間度★★★★★
鳥居でお腹一杯度★★★★★
疲れる度★★★★★
【岐阜県輪之内町】乙姫公園
かの有名なお千代保稲荷の近くに、ひっそりと、でも強烈なインパクトのある公園がある。あの浦島太郎でお馴染みの『乙姫公園』。稲荷神社が併設されているこぢんまりとした公園だ。川沿いに走る桜並木の道はガードレールのないカーブ連続の道路のため、ドライバーは運転に集中するため、意外と見落としてしまいがち。しかしこれを見落としてしまっては勿体ないというもの。
このテキトーさがB級感を高める
海ではなく池にいるわけだが
でかくて派手で
存在感パねぇ
B級感パねぇ
ボクの知ってる乙姫様じゃない
もう少しさぁ、
いや、みなまで言うまい
位置関係はこんな感じ。見つめ合ってるのか一触即発なのか…
そんでコイツの後ろにいるのが
鶴?のような巨大な鳥?
こちらではなぜかパンダみたいなんと、
鼻血を流した馬みてぇのが、
一触即発
白馬が3体いる
細かいとこにもこだわるよ!
狐は2体とも邪悪そのもの
干からびて放置された手水舍
鳥居は立派だが、
すぐ横に鳥居の死骸が
苔むして判りづらいが、おそらく昇り竜
いやマジで誰かここメンテしなさいよ
分かってんなら直すとか金網付けるとかさぁ…
ペンキも剥がれるに任せたままだ
本殿はわりときれい
画期的なシステムだ
とまぁ、ツッコミどころ満載の、荒れ果てたカオスな公園だ。しかし、この溢れんばかりのB級感が魅力でもある。もっと可愛くしようだとか、キレイにしようだとか、そんなんしたら珍スポットじゃなくなってしまう。まさに『こういうのでいいんだよ』と言える珍スポットだった。
稲荷神社は荒れるに任せたままだが、コンクリート像は定期的に塗り直しをしているのか、鮮やかに発色していた。どうやらすぐ隣にある会社が作成、管理をしているようだ。ちなみに乙姫様の高さは11メートルで世界一だとか、ギネス申請中だとか。いや誰も競わんだろ。
おちょぼさんに行ったついでや、桜の時期にサイクリングを兼ねてとか、近くに行った際は是非立ち寄ってみて戴きたい。個人的にはわざわざ高速飛ばして行って良かったと思える素晴らしい珍スポットだった。でも決して「うわぶっさ!!」とか言ったらあかんで。そんなん誰でも思ってるんだから。
それでは最後にもう一度
うわぶっさ!!
珍スポ度★★★★☆
不細工度★★★★★
荒廃度★★★★☆
インパク度★★★★★